こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス（@Kotori_fresh）です。
大阪市24区喫茶店めぐり、今日は福島の喫茶店をご案内します。
福島といっても福島県ではなく、大阪市福島区のこと。
大阪駅から環状線で一駅。徒歩でも行ける福島駅はオフィスビルが立ち並ぶビジネス街ですが、商店街もあり、下町の雰囲気が色濃く残る場所。
高架下や路地裏に新店が続々とオープンする一方、創業年の古い飲食店も健闘しています。
福島聖天通商店街にある喫茶店、玉一総本店
現在の店舗は、昭和48年（1973年）に建て替えられた
レトロガラスのショーケースに釘付けJR福島駅から福島聖天通商店街を通り抜けてやってきたのは、喫茶タマイチ（玉一）。
大阪市内で稀に“タマイチ”“玉一”という屋号の喫茶店を見かけますが、その元祖がこちら。
玉一という店名は大正14年に東区（現中央区）玉造一丁目で創業したことに由来しています。
かつては大阪市内一円に「玉一会」と呼ばれる80店舗以上もの支店や暖簾分け店がありました。
モダンな内装と外観は喫茶とインテリアwestに掲載されていても、おかしくなさそう。
1階40席、2階30席の大きな喫茶店です。
玉一総本店は大阪で三番目に古い老舗喫茶店
レジ周りの照明が可愛い。骨董品のようなレジをぜひチェックして玉一総本店は大正10年創業の本町「平岡珈琲店」、大正2年創業の堺筋本町「ゼー六」と肩を並べる、歴史のある喫茶店です。
いい階段現在玉一を営むのは、2代目のマスターご夫妻。
カラーテレビ目当てにお客様が殺到した昔と比べたら、随分のんびりムードになったと思い出話を聞かせてくださいました。
持ち帰り弁当店「たまいち」を併設するなど、マスターの商才は先代のお父様譲りでしょうか。
グループ専用の2階は、違った雰囲気で素敵。
いつかここで何かしらの会合をしたいです。
マツコ・有吉の怒り新党、ごぶごぶ、となりの人間国宝さんでも玉一総本店が取り上げられました
マツコ・有吉の怒り新党で、玉一総本店のミックスジュースが「後世に残したいミックスジュース」に選ばれたこともあり、遠方からもお客さんが来るそう。
大阪ではおなじみの「となりの人間国宝さん」「ごぶごぶ」にも取り上げられました。
普段着の飾らない大阪を見てみたい方は玉一へ寄ってみてください。
玉一総本店のモーニングは11時まで
コーヒーも美味モーニングはトーストと玉子サンドの2種。
トーストセットは330円、玉子サンドセットは530円。
通常の玉子サンドはトーストしていて1個550円ですが、モーニングの時間帯は焼いていない玉子サンドがいただけます。
ふわふわのパンに厚焼き玉子が挟まっていて、朝からこの上ない満足感を得られました。
“大阪メトロ純喫茶めぐり”に参加した新世界のタマイチ
【タマイチ】創業90年超。新世界最古の喫茶店はメニューが豊富
希少な玉一のグループ店、新世界の喫茶タマイチに関しては上記リンクをご覧ください。
玉一総本店（喫茶タマイチ）・店舗情報
【最寄駅】JR福島駅より徒歩5分
【住所】大阪市福島区福島8-19-4
【営業時間】6時～17時（土曜は短縮営業）
【定休日】日・祝
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