喫茶店案内

【徳島・びざん】昭和初期から長い歴史を紡ぐ老舗喫茶店でモーニング

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旅行初日は純喫茶ブラジリア、パフェ専門店オズ(未紹介)、いかりや珈琲店の3軒を巡った。

9年前に行った喫茶店も再訪したかったけど、旅行中に胃腸の調子を崩すことを懸念して控えた。コンビニでご飯を買ってビジネスホテルで食べるくらいなら、もう一軒寄ればよかったなと少し後悔したけれど。

宿泊したビジネスホテルはモーニング付きのプランだったけど、近隣にモーニングを食べたい喫茶店があったので利用せず。8時に起床して、お目当ての喫茶店「びざん」に足を向けた。

 

旅の宿泊先に選んだのは徳島市の中心部にある「セルフイン徳島東船場」。宿泊費を抑えたい人にはおすすめのホテル。

徳島駅から徒歩約10分。喫茶びざんでモーニング

喫茶びざん・外観昭和初期、この場所に開業した西洋料理店がびざんのルーツ
喫茶びざん・看板看板の上に乗った大きなコーヒーカップが目印

 

小さなアーケード商店街・両国橋南商店街の一角に佇む喫茶びざんへ。

徳島のタウン情報誌を発行する株式会社あわわが手掛けた雑誌「めぐる、」の創刊号は喫茶店特集。発行当時、通販で取り寄せた。

表紙になった喫茶びざんの渋かっこよさにハートを撃ち抜かれ、徳島に来ることがあれば
ぜひ行きたいとGoogle Mapにピンを立てていたのだ。

 

喫茶びざん・客席全景
喫茶びざん・くまの人形入り口で熊が迎えてくれる
喫茶びざん・坪庭坪庭が見える客席は一等席

 

開店と同時に入店。
奥行きのある縦長の店内の先には坪庭が見えた。

開口一番、「めぐる、」を読んだことと大阪から来たことをマスターに告げると、
嬉しそうな表情を浮かべて阪急三番街に行った思い出話を聞かせてくれた。

まもなく来店した常連さんにも私を紹介してくれ、雑談に花を咲かせることができた。
自然と会話の輪に入れるのも昔ながらの喫茶店の魅力だと思う。
徳島旅の思い出が増えて嬉しい。

 

喫茶びざん・モーニングメニューにモーニングの表記はないが、コーヒーとトーストを頼んだら50円引きだった
喫茶びざん・コーヒーロゴが書かれたカップ&ソーサーは二代目の時代から大切に使っている

歴史を受け継ぐ喫茶びざん

喫茶びざん・マスターとカウンターマスターは元銀行員。びざんを継ぐために行員を続けながら調理師免許を取ったという
喫茶びざん・カウンター一枚板のカウンターは常連さんの定位置

 

喫茶びざん・机と椅子シックな喫茶店家具は飛騨高山の柏木工製

 

喫茶びざんは長い歴史を紡ぐ喫茶店だ。

現在びざんを切り盛りするのは、三代目の豊茂進さんと妻のミヨ子さん。
びざんのルーツはミヨ子さんの祖父・正二さんが昭和初期に開いた西洋料理店にある。

昭和54(1979)年に全面改装して以降は、変わらぬ雰囲気を保っているという。
静かで落ち着いた雰囲気でありつつ、お客さん同士がゆるくつながる社交場になっているのがいいなぁとしみじみ思う。

びざんを後にする際、マスターが「掃除しているときに出てきたから記念に」と貴重なマッチを手渡してくれた。旅のスーベニールである。

前回徳島を旅したのも6月だった。街のあちこちから阿波おどりのお囃子が聞こえてきたのを覚えているが、今回も夜の街に響いていた。

阿波おどりの話題を目にするたびに、徳島の喫茶店での出来事を思い出しそうだ。

メニュー

コーヒー 400円
紅茶 400円
トースト 200円
カフェオレ 400円
たまごサンド 500円
ココア 500円
フレンチトースト 500円
ホットレモン 500円
ウイスキーコーヒー 700円
ウイスキー紅茶 700円
アイスコーヒー 450円
コーヒーフロート 600円
アイスティー 450円
アイスカフェオレ 450円
クリームソーダ 550円
アイスミルク 400円
ミックスジュース 500円
クリームジュース 650円
アイスココア 600円
バナナジュース 550円
レモンスカッシュ 500円
パインジュース 500円
レモネード 500円
クリームコーラ 550円

喫茶びざん・店舗情報

【最寄駅】JR徳島駅より徒歩約10分
【住所】徳島県徳島市両国橋7番地
【営業時間】7時~19時
【定休日】日


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