こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス(@Kotori_fresh)です。
どういうわけか、エリア別でおすすめの喫茶店を聞かれるのは兵庫県西宮市が一番多いんですよね。喫茶店が見つけにくいからでしょうか。
今回は私が訪れた西宮の喫茶店の中から、「ここはおすすめ!」と自信を持って教えたい5店舗をご紹介します。
レトロ風ではなく若者に人気の純喫茶に限定して、創業40年以上の老舗喫茶店を選びました。
創業年数の古い順から紹介しています。
創業60年:阪神甲子園駅「白い砂」
まずご案内するのは、阪神甲子園駅北側にある「白い砂」。
昭和34年創業の60年の歴史を持つ喫茶店です。
ひょっとして現役の喫茶店としては西宮で一番古いのでは?
外観からは普通の一軒家に見えますね……。
半円の月をひっくり返したようなメニューがなかったら、入る勇気が持てなかった……。
客席はカウンターのみ。
円卓のカウンターの真ん中に厨房があり、調理作業はそこでするスタイル。
10人も座れないくらいのコンパクトな喫茶店なのに、入れ替わり立ち替わり常連さんがやってきてすぐに満席になります。
阪神甲子園駅周辺は阪神大震災の被害が大きかった地域で、「白い砂」も改装工事をしているため、店内の様子からは老舗っぽさを感じられないかもしれません。
変わっていないのは外に設置されている「白い砂」の黄色い看板と「珈琲」の看板だけだそう。
白い砂・店舗情報
【最寄駅】阪神甲子園駅北側すぐ
【住所】兵庫県西宮市甲子園六番町17-14
創業50年以上:阪急苦楽園口駅「ミドリ」
続いて苦楽園口駅西口にある喫茶と洋食の店「ミドリ」です。
高級住宅地の代名詞になっている苦楽園ですが、「苦楽園口駅」周辺はのんびりしたイメージ。
ミドリは創業からゆうに半世紀以上経っていますが、枯れていない現役感のある喫茶店です。
落ち着いた外観に、モノクロの看板が目印。
この看板デザインのマッチがありますので、集めている方はお忘れなく。
ショーケースのパフェとクリームソーダに引き寄せられます。
ステンドグラスランプ、レンガと漆喰の壁、ゴージャスな花柄のソファ。全体から漂う雰囲気もディテールも昭和のままです。
喫茶店というより、高級ホテルのロビーのような店内。
立地柄やや値段が高めなので落ち着いた時間が過ごせます。
店内は喫煙可。
昼時は近隣の方で賑わっているので、タバコが苦手な方は昼時を避けるのがベターです。
ミドリ(tea&grill MIDORI)・店舗情報
【最寄駅】阪急甲陽線苦楽園口駅西口より徒歩4分
【住所】兵庫県西宮市南越木岩町11-6
【営業時間】7時~21時45分
※喫煙可
創業43年:JR甲子園口駅「珈琲専門店MUC 甲子園口店」
最初に紹介した阪神甲子園駅と駅名が似ていますが、こちらはJRの甲子園口駅。
他府県の方にもよく読んでもらっているブログなので、念のため説明しておきます。
珈琲専門店MUCは上島珈琲貿易株式会社が展開しているフランチャイズチェーン店なんですが、オーナーの個性が店舗に反映されているため個人経営の喫茶店と同等だと思っています。
甲子園口店は、上品な西宮マダムがお一人で切り盛りする静かな喫茶店です。
▼詳しくはこちらから
珈琲専門店MUC 甲子園口店・店舗情報
【最寄駅】JR甲子園口駅北口より徒歩1分
【住所】兵庫県西宮市甲子園口北町1-22 ベル2番館
【営業時間】7時半〜18時半
【定休日】不定休
※喫煙可
創業42年:阪急夙川駅「羅甸區(らてんく)」
1977年に神戸元町で創業し、夙川に移転した羅甸區(らてんく)。
ランプ、古時計、骨董品など舶来品が飾られた、“純喫茶度”の高い珈琲店です。
夕方からの開店なので夜行性の方や、寄り道したい方におすすめします。
▼詳しくはこちらから
羅甸區 (らてんく)・店舗情報
【最寄駅】阪急夙川駅より徒歩2分
【住所】兵庫県西宮市羽衣町7-28
【営業時間】17時~23時
【定休日】日
※喫煙可
創業42年:阪神鳴尾駅「珈琲専門店MUC 鳴尾店」
またもや珈琲専門店MUC。
店舗によってメニューの価格が違うMUCですが、鳴尾店は安価なので最初の一軒としておすすめです。
▼詳しくはこちらから
珈琲専門店MUC 鳴尾店・店舗情報
【最寄駅】阪神鳴尾駅より徒歩5分
【住所】兵庫県西宮市学文殿町1-9-23
【営業時間】9時〜19時
【定休日】月
※喫煙可
西宮のレトロな喫茶店まとめ
西宮のレトロな喫茶店を5店紹介しました。
今回紹介できなかった店舗も追加していく予定なので、お楽しみに。
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
物販での売上は純喫茶保存協会の活動資金とブログの運営資金に使用します。
サイト存続のため、ご協力をお願いいたします。