おでかけ

【京都・橋本の香】見学も可能。旧遊廓が素泊まり旅館としてオープン

橋本の香・ステンドグラス外から
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
2024年2月13日放送「マツコの知らない世界」の「泊まれる文化財の世界」で紹介されました

東華菜館に行った翌日、一人でかつての遊廓建築を使った旅館「橋本の香(かおり)」へ。

見学のみも受け付けていることを知り、足を運びました。

京阪橋本駅前。往時の建物が残る旧橋本遊廓をそぞろ歩き

川越しの橋本遊郭川沿いにある橋本遊郭

 

泊まれる遊廓、橋本の香があるのは、京都府八幡市(最寄りは京阪橋本駅)。
京阪祇園四条駅から30分足らずで到着します。

京都と大阪を結ぶ京街道にある遊郭は古くから栄えていたそう。
現在は住宅街ですが、かつては遊廓だったんだろうなと推測できる建物が綺麗に残っていました。

 

橋本遊郭・多津美旅館の外観 橋本遊郭・多津美旅館のステンドグラス

かつて「本通り」と呼ばれたメインストリートにあるのが、書籍「遊廓に泊まる」にも掲載されている多津美旅館。


遊廓跡を巡っている方には有名な旅館ですが、今回の目的は「橋本の香」なので外観を眺めるだけに留めます。

遊廓建築を使った泊まれる文化財 橋本の香(かおり)

橋本の香・外観 橋本の香・外観正面

多津美旅館と同じメインストリートにある旅館 橋本の香(かおり)。
2020年6月に漢方エステとして開業していますが、10月に旅館業の許可を得て宿泊もできるようになりました。

 

橋本の香・玄関玄関
橋本の香・玄関のタイルカラフルなタイルが目を引く
橋本の香・玄関のタイル沓脱石もタイルに覆われている

 

橋本の香・待合室待合室

 

迎えてくださったのはオーナーの政倉さん(満州出身の中国人女性です)。
事前に連絡せずに足を運んだんですが、解説付きで一部屋ずつ案内してくださいました。

橋本の香・旅館内をご案内

橋本の香 1階

橋本の香・一階メインルーム 橋本の香・床の間

一階のメインルーム。
置いてある座卓や掛け軸なども建物と一緒に引き取ったそう。

 

橋本の香・一階通路メインルームの先には中庭。

橋本の香・二階から見た中庭二階から見た中庭

 

橋本の香・中庭のステンドグラス正面から 橋本の香・中庭のステンドグラス斜めから
橋本の香・中庭のステンドグラス中庭のステンドグラス

 

カーブを描いたステンドグラスの出窓。はじめて見る形だったのでテンションが上がりました。

下のスペースは洗濯機置き場になっていたけど、日本一おしゃれな洗濯機置き場ではないでしょうか。

 

橋本の香・中庭のタイル中庭の片隅のタイル

 

橋本の香 2階

橋本の香・2階 橋本の香・2階階段と通路
橋本の香・2階廊下迷路のような建物
橋本の香・客室一番人気の遊女が使っていた広い部屋

 

続いて2階へ。現在は旅館の客室として使われています。

 

橋本の香・ステンドグラス外から 橋本の香・ステンドグラスのある小部屋橋本の香・ステンドグラスのある小部屋 橋本の香・ステンドグラスアップ

楕円形のステンドグラスがある部屋は、遊廓時代遊女と対面する部屋として使われていたんだとか。

 

橋本の香2階・物干しスペース物干しスペースは改築して取り付けた

 

橋本の香・天井とステンドグラス
橋本の香・欄間ステンドグラス欄間のステンドグラスと扇の意匠

 

橋本の香・2階トイレ
橋本の香・2階トイレのタイルトイレにもタイル

 

橋本の香・2階色ガラス道路に面した2階の窓には色ガラスがはめ込んである

 

橋本の香・2階からの眺め2階からの眺め。遊廓だった頃は遊女が2階から客に手を振っていた

 

妓楼建築の旧第二友栄楼が茶楼に生まれ変わりました

橋本の香のオーナーが買い取った「旧第二友栄楼」が、中国茶を味わえる茶楼に生まれ変わりました。詳しくは下記リンクをご覧ください。

旅館 橋本の香・店舗情報

【最寄駅】京阪本線橋本駅より徒歩2分
【住所】京都府八幡市橋本小金川2
【見学のみ】500円
【公式HP】https://ryokan-kaori.com/


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です