東華菜館に行った翌日、一人でかつての遊廓建築を使った旅館「橋本の香(かおり)」へ。
見学のみも受け付けていることを知り、足を運びました。
京阪橋本駅前。往時の建物が残る旧橋本遊廓をそぞろ歩き
泊まれる遊廓、橋本の香があるのは、京都府八幡市(最寄りは京阪橋本駅)。
京阪祇園四条駅から30分足らずで到着します。
京都と大阪を結ぶ京街道にある遊郭は古くから栄えていたそう。
現在は住宅街ですが、かつては遊廓だったんだろうなと推測できる建物が綺麗に残っていました。
かつて「本通り」と呼ばれたメインストリートにあるのが、書籍「遊廓に泊まる」にも掲載されている多津美旅館。
遊廓跡を巡っている方には有名な旅館ですが、今回の目的は「橋本の香」なので外観を眺めるだけに留めます。
遊廓建築を使った泊まれる文化財 橋本の香(かおり)
多津美旅館と同じメインストリートにある旅館 橋本の香(かおり)。
2020年6月に漢方エステとして開業していますが、10月に旅館業の許可を得て宿泊もできるようになりました。
迎えてくださったのはオーナーの政倉さん(満州出身の中国人女性です)。
事前に連絡せずに足を運んだんですが、解説付きで一部屋ずつ案内してくださいました。
橋本の香・旅館内をご案内
橋本の香 1階
一階のメインルーム。
置いてある座卓や掛け軸なども建物と一緒に引き取ったそう。
メインルームの先には中庭。
カーブを描いたステンドグラスの出窓。はじめて見る形だったのでテンションが上がりました。
下のスペースは洗濯機置き場になっていたけど、日本一おしゃれな洗濯機置き場ではないでしょうか。
橋本の香 2階
続いて2階へ。現在は旅館の客室として使われています。
楕円形のステンドグラスがある部屋は、遊廓時代遊女と対面する部屋として使われていたんだとか。
妓楼建築の旧第二友栄楼が茶楼に生まれ変わりました
橋本の香のオーナーが買い取った「旧第二友栄楼」が、中国茶を味わえる茶楼に生まれ変わりました。詳しくは下記リンクをご覧ください。
旅館 橋本の香・店舗情報
【最寄駅】京阪本線橋本駅より徒歩2分
【住所】京都府八幡市橋本小金川2
【見学のみ】500円
【公式HP】https://ryokan-kaori.com/