旧橋本遊郭に現存する元遊廓建築を使った旅館「橋本の香」。
2021年12月、橋本の香と同じオーナーが所有する「旧第二友栄楼」が中国茶カフェ「美香茶楼」としてオープンしました。
当記事では改修途中の「旧第二友栄楼」と、生まれ変わった「美香(メイシャン)茶楼」を紹介しています。
茶楼に改修途中の遊郭建築「旧第二友栄楼」を見学
「橋本の香」の3軒隣が旧第二友栄楼旧第二友栄楼があるのは、かつてのメインストリートだった目抜き通り。
緑のタイルと格子窓、欄間の透かし彫りが目を引く
玄関扉には妖艶な色ガラスが使われている
旧第二友栄楼・玄関ホール
扉を開けて、目に入ってきたのはこの光景。
床と玄関周りの色鮮やかなタイルに目を奪われました。
玄関の上がり框(かまち)は二段式
十字架のように見える床のタイル

もともと陰見世(遊女が並ぶ場所)だったスペース
玄関を開けて右手は陰見世。茶楼としてオープンする際はカウンターを設置し、中国茶の専門家がお茶の相談に乗ってくれるそう。
マジョリカタイルと神棚が混在する空間

階段前の赤い壁の下部にもタイルが貼られていた旧第二友栄楼・一階和室

一階の中央部分は中庭。
見学当日は雨が降っており、吹き抜けから降り注ぐ雨が植物を濡らしていました。
以前の持ち主の荷物が残っている一番奥の部屋へ。

残された本を見て、元の持ち主を想像してみる……

バルコニーからは書籍「遊廓に泊まる」にも掲載されている多津美旅館が見えました。
旧第二友栄楼・二階
勾配の急な階段

階段を上って2階へ。

雨漏りや傷みの激しい2階は改修途中
廊下を挟んだ複数の小部屋が客室になる予定。
2021年12月、中国茶カフェ「美香茶楼」がオープン
2022年3月。クラウドファンディングのリターン品で貰った喫茶券を使って、お茶と見学をして来ました。

陰見世だった場所が客席として生まれ変わった
エジプトの間
中国の間
レトロタイルに彩られた洗面台オープンしたものの、二階は改装途中。
中国風の客室とインド風の客室を見学し、茶楼を後にしました。

メニュー開いていないこともあるので、必ず電話予約の上お出かけください。
Googleマップに気になる口コミがありました。オーナーは満州出身の中国人女性なので、電話だとぶっきらぼうに聞こえるかもしれません。知らずに電話すると戸惑うと思いますが、優しい方です。ご承知おきください。
美香茶楼(旧第二友栄楼)・店舗情報
【最寄駅】京阪本線橋本駅より徒歩2分
【住所】京都府八幡市橋本中ノ町22
【電話番号】090-8375-8761
※ご利用の際はお電話でご予約の上、「旅館橋本の香」(旧第二友栄楼の3軒隣)までお越しください
▲旧第二友栄楼が紹介されています▲












