間借り店舗の頃から実店舗の完成を心待ちにしていた喫茶水鯨(すいげい)が2021年9月9日にオープン。
当記事では喫茶水鯨の歴史、店内などを写真たっぷりでご紹介しています。
2020年末に閉店した金沢の喫茶店「珈琲館禁煙室」と、間借り店舗時代の水鯨については以下をご覧ください。
モダンな文化が花開いた川口居留地跡に喫茶水鯨がオープン
喫茶水鯨が実店舗を構えたのは、大阪市西区の川口居留地跡。
明治時代に外国人居留地として賑わっていたエリアで、当時は大阪で最もモダンかつ異国情緒豊かな雰囲気を漂わせていました。
川口居留地のモダンな文化を今に伝えているのは、日本聖公会川口基督教会。
その川口基督教会前に建つ、モダン建築・通称「川口アパート」の一角に喫茶水鯨があります。
店内で目を惹くのは珈琲館禁煙室から移築したステンドグラスや調度品ですが、カーテンは閉業した神戸の喫茶店「セリナ」から譲ってもらったそう。
カーテンを吊るしたらぴったりのサイズだったと店主の加奈さんが教えてくれました。
今後も水鯨で様々な喫茶店の調度品と再会できると思うと、閉店の寂しさが少し薄れます。
全部制覇したい!喫茶水鯨の5種類のモーニング
- バタートースト
- ピザトースト
- フレンチトースト
- シナモンシュガーバナナトースト
- シナモンシュガーアップルトースト
11時までのモーニングは5種類。ドリンクはドリンクメニューから選べます。
今回頼んだのはフレンチトーストモーニング。フレンチトーストなら余裕でしょうと思いきや、こちらもかなりのボリューム。
お腹を空かせての来店がおすすめです。
まとめ
大阪ではじめてのカフェ「カフェー・キサラギ」が登場した場所と言われていた川口居留地。
(大阪最古かつ日本最古のカフェは箕面にあったことが最近判明しています)
喫茶文化を残すために奮闘している山口修平さん・加奈さんご夫妻が、川口居留地に店を構えたのは必然だったのかもしれません。
おふたりの喫茶継承活動を今後も応援していきたいです。
日本喫茶文化協会発足(NEW)
喫茶水鯨が喫茶店を後世に残すために「日本喫茶文化協会」を立ち上げました。
活動内容を記したリーフレットを水鯨で配布中です。
喫茶店の閉店情報、リーフレット配布ご協力店舗も募集しております。
詳細は喫茶水鯨にお問い合わせください。
喫茶水鯨・店舗情報
【最寄駅】大阪メトロ中央線・千日前線阿波座駅7号出口より徒歩約10分
【住所】大阪市西区川口1-4-19
【営業時間】9時~17時(16時半ラストオーダー)
【定休日】月・火 ※臨時休業日が多いため、インスタでご確認ください
【公式サイト】http://kissasuigei.com/
【インスタグラム】https://www.instagram.com/kissa_suigei/
※PayPay利用可、予約不可
▲喫茶水鯨が表紙です▲
▲喫茶継承活動のきっかけになった村田商會の著作。私も寄稿しています▲
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