西脇に向かう前に朝一で立ち寄ったのは、神戸・花隈の喫茶店「セリナ」。
神戸の中心地、三宮・元町とは離れたエリアにある喫茶店ですが、2016年発行のBMCの名著「喫茶とインテリア west」に掲載されて以降、全国の喫茶店ファンが訪れるようになりました。
花隈の喫茶店・セリナの思い出
私がはじめてセリナを訪れたのは2014年9月。
喫茶店巡りをはじめて間もない時期だったため、お店の方とのコミュニケーションにも不慣れで「店内の写真を撮りたい」と告げられず、後ろ髪を引かれながら店を後にしたことが多々ありましたが、セリナの写真は残っていました。
セリナに初訪問したときはマスターではなくママさんお一人で店に立っていたので、お願いしやすかったのでしょう(なにせ7年前なので記憶に残っていません)。
5年ぶり(!)に花隈のセリナへ。
インスタ映えするからか最近ではヤングにも人気があるそう。セリナも床の青さが目にしみる喫茶店です。 pic.twitter.com/cAdGFoUIvg
— コトリス (@Kotori_fresh) May 15, 2019
2度目の訪問は5年後(!)の2019年5月。
遠方から来てくれたお客さんに書いてもらうというメッセージノートが登場していて、私も一筆書きました。
2021年5月末、マンション解体のため閉業
そして今回、セリナを訪れた理由は「入居しているマンション取り壊しのため、閉業が決まった」という話を耳にしたから。
直接マスターから話を聞くまで半信半疑でしたが、残念ながら閉業の話は本当とのこと……。
昨年の秋頃にマンション取り壊しの話が持ち上がり、すでにマンションの住人はほとんど出て行ってしまったのだとか……。
創業45年、いずれは港町神戸の文化遺産に認定されてもおかしくないほど美しい喫茶店なのに、マンションごと解体されるなんていまだに信じられません。
SNSで閉店情報を知ったのか、メッセージノートには閉業を惜しむ声がたくさん書き込まれていました。
セリナの調度品を受け継いだ喫茶店が新規開店
セリナのインテリアを受け継いだ喫茶店が2021年10月、三宮に近いエリアに開店しました。
【神戸・DORSIA】セリナの調度品を受け継いだ継承喫茶でモーニング
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
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