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【高山・ドン】創業70年超。分け隔てない接客が心に響く喫茶店

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青春18きっぷを使って訪れた多治見市の「チロル」以来、8年(!)ぶりに「47都道府県の純喫茶」岐阜代表の喫茶店に行ってきました。

大阪からのアクセスが悪く、名古屋で一泊してたどり着いた多治見市。目当ての喫茶ドンがある飛騨高山へは大阪から直行バスが出ていました。行きやすくて助かります。

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高山市の老舗喫茶ドンで珍しいアップルパイ・ア・ラ・モードを

飛騨高山・桜宮川沿いの桜

 

正午頃高速バスが高山に到着。高山市内の中心部を流れる宮川沿いの桜がちょうど見頃だったことも影響しているのか観光客らしき人が多め。外国人の姿も目立ちました。

 

喫茶ドン・外観現マスター・恭直さんの父親が1951年(昭和26年)に開いた喫茶ドン
喫茶ドン・看板看板にcoffeeと書かれているので外国人でも入りやすい

 

高山駅から駅前中央通りに進み、本町通り沿いを曲がった場所にある鍛冶橋付近に喫茶ドンを発見。

 

喫茶ドン・入口すぐ
喫茶ドン・記念写真若かりし頃のご夫妻の写真が飾られていた
喫茶ドン・カウンター飾り棚店内の調度品は先代の頃のまま
喫茶ドン・奥の席全席に清潔感のある白いカバーがかかっている
喫茶ドン・カウンターカウンターに座ると注文をこなすご家族の奮闘ぶりがよくわかる

観光地の喫茶店らしく、店内は外国人観光客で満席でした。

ドンは家族4人で切り盛りしていますが、訪問時奥様の直子さんは休み。マスターの和田恭直さんと2人の娘さんが阿吽の呼吸で調理と接客をこなしていました。

 

喫茶ドン・アップルパイアラモード注文したアップルパイ・ア・ラ・モード。季節ごとに違う果物を使っているそう

 

常連も一見客もその時々で居心地の良い距離感で迎え入れてくれる

喫茶ドン・梁

店の梁に「春夏冬二升五合 紀 二六一一」と不思議な言葉が書かれています。

後に来た観光客に向けて、「春夏冬=秋無い、二升=升升=ますます、五合=半升、で『商い益々繁盛』の意味ですよ」と娘さんが解説していました。

何百回と聞かれているだろうに、ふらりと立ち寄った一見さんにも丁寧に答えている様子を見て私も嬉しくなりました。

 

喫茶ドン・コーヒーネルドリップ式で入れるコーヒー。遼さんのお母さんへのお土産にコーヒー豆を買った

 

ドンに来た経緯をマスターに打ち明けると、「山之内遼さんが亡くなったことはお客さんから聞いた」「手紙を書いたが音沙汰がなかったので諦めていた」と話してくださり、遼さんのお母様に渡してくださいとお菓子を託されました。

 

喫茶ドン・ミニチュアコーヒードンのコーヒー、ミニチュア版

「純喫茶ミニチュアコレクション」東海編にドンのオリジナルカップがラインナップされているらしく、お土産にミニチュアをいただきました。
ディレクションの難波里奈さんがドンを知ったきっかけが「47都道府県の純喫茶」だといいな……。

喫茶ドン(コーヒードン)・店舗情報

【最寄駅】JR高山駅東口より徒歩約10分
【住所】岐阜県高山市本町2丁目52
【営業時間】7時〜19時
【定休日】火


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