2014年に「喫茶店の旅」をスタートし、9年目でようやく足を踏み入れた長野県。甲信越エリアは大阪からのアクセスが不便なので、後回しにしていました。
長野県初回は、観光客に人気の民芸喫茶「珈琲まるも」(まるも喫茶店)をご案内します。
民芸館のような喫茶店 珈琲まるも
飛騨高山から松本に移動し、旅行3日目に利用した珈琲まるも。
早朝に宿をチェックアウトし、9時過ぎに女鳥羽川沿いにある珈琲まるもに到着しました。
(伝票裏より)
この喫茶店は、“まるも旅館” の一部になります。
昭和31年、松本民芸家具の創立者池田三四郎先生が設計にたずさわり、
民藝運動の柳宗悦先生がご来店になりお褒め頂いた事もございます。
以来、かわらず営業させて頂いております。
旅館は創業慶応4年、現在の建物は明治21年
松本大火後の建築になる蔵造りでございます。
旅館は現在も営業しておりますので是非ご利用ください。
インバウンドで観光客が増えているからなのか、店の前に置かれているメニューに「提供に通常よりお時間を頂きます」と注意書きが書かれていました。
客席は私と同じくモーニング目当てと思われるお客さんで埋まっていましたが、待ち時間はほんの数分。
1人なのに「広い席にどうぞ」とお蕎麦屋さんのような4人がけの席を案内してもらえました。
旅行2日目にモーニングを食べた、同じく松本の「珈琲茶房かめのや」でも1人なのに4人席に通されました。城下町として発展してきた町ならではのおもてなしなのかしらと思ってみたり……。
店内の写真撮影は他のお客さんが映らなければOK。レジ前に置いてあるマッチを「お土産にどうぞ」と2つも貰ってしまいました。宝箱に仕舞っています。
マッチに書いてある「民芸茶房」とは
喫茶店の建物や内装・調度に和風の要素を取り入れた店は、昭和初期にそのはしりが見られたが、初めて「民芸茶房」を名乗り、本物の民芸品に囲まれた中で落ち着いた時間を過ごせる店を開いたのは、歌舞伎町の「民芸茶房すゞや」が最初だった。
(「琥珀色の記憶」より引用)
珈琲まるもは、外観も内装も「民芸茶房すゞや」と似ています。
参考文献
珈琲まるものモーニング
モーニングセットは680円で売り切れ次第終了。
バタートースト+ミニサラダ+(ブレンド珈琲orオレンジジュースorミルク)
平日の来店にも関わらず、9時30分頃には売り切れていました。
モーニングが目当ての人は開店前から並ぶのが良さそうです。
珈琲まるも(まるも喫茶店)・店舗情報
【最寄駅】JR松本駅より徒歩約15分
【住所】長野県松本市中央3丁目3-10
【営業時間】9時〜16時
【定休日】月・火
【インスタグラム】https://www.instagram.com/marumo.matsumoto.shinsyu.jpn/
▲「珈琲まるも」が掲載されています▲
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