こんにちは、喫茶店愛好家のコトリス(@Kotori_fresh)です。
青春時代の思い出といえば、ブリッジやフリッパーズ・ギターを一生懸命聴いていたことくらい。
昨年の4月。青春を照らしてくれたブリッジの一夜限りの再結成ライブを見るために、久々に上京しました。
随分前に上京することが決まっていたのに新幹線とホテルのプランを予約するのが遅かったため、翌日の昼に帰阪する新幹線しか取れませんでした。
短い滞在時間に巡った喫茶店は3軒。
そのうちのひとつが、宿泊した上野のホテル近くにあった「古城」です。
上野駅徒歩2分のゴージャス空間・喫茶古城
上野駅1番出口から徒歩2分。
地下へと導く階段を守るのは中世の騎士。
横浜のゴージャス喫茶「コーヒーの大学院」の入り口も騎士によって守られていましたが、関東には城系喫茶が多いんでしょうか。
階段を降りると、そこは秘密の地下宮殿……。
細長い店内を奥へと進むと、壁一面の巨大なステンドグラスがまばゆい光を放って私を迎えてくれました。
ステンドグラスは世界遺産・エルミタージュ美術館の大使の階段をイメージしたもの。
世界三大美術館であるエルミタージュ美術館の雰囲気を常時味わえるのは、古城だけでしょう。
美術館。宮殿。城。古城は3つの顔を併せ持っています。
喫茶古城のモーニングは600円
この空間を独り占めしていただくモーニング(600円)は最高でした。
広々とした空間なのでお一人様でも気兼ねなく利用できます。
上野・喫茶古城の歴史
創業は東京オリンピック開催の前年にあたる昭和38(1963)年なので、歴史は半世紀以上。
重厚かつ華やかな内装が敬遠された時代があり一部変更されていますが、往時の雰囲気は存分に伝わりますよね。
大理石の壁、柱や床にいたるまで随所に職人技が施され、喫茶遺産と呼びたくなる豪華絢爛な内装に拍車をかけています。
古城のオーナーは柔和なマダム。
実のお姉さまと姉妹で店を切り盛りしています。
ドラマ「特命課長 只野仁」や「特上カバチ」などロケで使われたこともあり聖地巡礼で遠方から来るお客さんや、純喫茶ブームで若いお客さんが増えたと喜ばれていました。
宿泊先が上野近辺だったので、早起きして古城・王城、城巡り。古城は一番乗りで入店し、わずかな時間一城の主になれた。豪華なシャンデリアは宇宙船みたい。 pic.twitter.com/iDfB511zDL
— コトリス (@Kotori_fresh) April 10, 2017
同じく上野にある「王城」も訪問
近くには同じく城系喫茶の「王城」という喫茶店があり、城のハシゴを。
すでに伝説になってしまった喫茶店も含め40店以上を紹介する塩沢 慎著の「東京ノスタルジック喫茶店」の中で、オーナーによって古城の歩みが語られています。
昭和を懐かしみたい方はぜひご一読ください。
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喫茶 古城・店舗情報
【最寄駅】JR・地下鉄上野駅1番出口より徒歩2分
【住所】東京都台東区東上野3丁目39-10 光和ビル
【営業時間】9時~20時
【定休日】日・祝