2022年6月某日、大阪からのアクセスが悪い群馬県と新潟県の喫茶店を目指し、深夜高速バスに乗車。午前9時過ぎ高崎に到着後、駆け足で向かったのが「コンパル」でした。
47都道府県の純喫茶・群馬代表。映画のロケ地になったコンパル
はじめて足を踏み入れた群馬県。高崎に到着後ちょっとしたアクシデントがあったため、時間をロス。小雨が降る中、コンパルが入るビルへと急ぎます。



営業時間が不定休なので運悪く休みなんてこともあるかも……と心配していましたが、灯りがついた看板を見て胸を撫で下ろします。




はじめて訪れたのに懐かしい感じがするのは、大阪の喫茶店「なにわ」と似た雰囲気だったから。




「今日は仕事休みなの?」と元気に迎えてくれたマスターの田島さん。「『47都道府県の純喫茶』を読んで以来、ずっと来たかった店なんです」と話すと、著者の山之内さんは何度も店を訪れたことや、店の歴史を丁寧に教えてくれました。
映画「少女邂逅」のロケ地になったコンパル
コンパルには映画に出てきそうな雰囲気がある。
それはかつて、この辺に映画館が多かったからだろうか。
その頃の映画は人々にとっての最大の娯楽で、映画館の集客力も今の比ではなかった。
映画の帰りにコンパルに寄って行く人も多かったという。
引用:47都道府県の純喫茶より
「47都道府県の純喫茶」の中で、高崎はかつて映画館が多かったことが触れられています。また、映画業界で評価される「映画の街」でもあるそう。
目立つ場所に映画「少女邂逅」のポスターが貼られていました。
高崎フィルム・コミッションがロケ支援をしているご縁で、コンパルもロケ地として使われたんだとか。
「映画に出てきそうな雰囲気がある」と書いた山之内さんの言葉が予言のように思えました。


#少女邂逅 ロケ地紹介 ①#少女邂逅 の劇中に出てくる喫茶店「 #コンパル」さん。群馬県高崎市の商店街通りにあります。
映画の中で、ミユリがクリームソーダを初めて飲んだ喫茶店です。2人が放課後によくテスト勉強(ほとんど喋っててしてないけど..)に通っていました。#保紫萌香 #モトーラ世理奈 pic.twitter.com/AGuaZ9egQj— 映画『少女邂逅』公式アカウント (@kaiko_girl) July 28, 2018
モーニングの代わりに、手作りプリン・ア・ラ・モードを


コンパルにはモーニングメニューはありません。
はるばるやってきた私は、モーニングの代わりにプリン・ア・ラ・モードを注文。
山之内さんも食べた手作りプリンを時間をかけて食べました。
マッチは品切れ
コンパルといえば女性の横顔をあしらったデザインのマッチが人気ですが、すでに在庫切れでした。持っている方は大切にしてくださいね。
キンシオ the DVD「17号を行く」にコンパルが登場しています
29分頃からコンパルが登場。Amazonプライム会員は無料で動画をご視聴いただけます。
コンパル・店舗情報
【最寄駅】JR高崎駅西口より徒歩10分
【住所】群馬県高崎市鞘町62
【営業時間】8時~17時(グーグルマップでは8時開店になっていますが、9時開店)
【定休日】不定休
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
物販での売上は純喫茶保存協会の活動資金とブログの運営資金に使用します。
サイト存続のため、ご協力をお願いいたします。