「大阪メトロ純喫茶めぐり」にラインナップされているうちの1店、堺筋本町の「ゼー六 本町店」。この記事では店内の雰囲気とアイスもなかの味を写真たっぷりでご案内しています。
持ち帰りできる110円のアイスもなかが人気ですが、せっかくなら店内でコーヒーを頼んで、甘みと苦味が溶け合う取り合わせの妙を楽しんでくださいませ。
持ち帰りできるアイスもなかが人気。ゼー六 本町店
オフィスビルが立ち並ぶ堺筋本町駅前に、そこだけ異空間の木造長屋が一棟が残っています。
こちらが、素朴な味わいの手づくりアイスもなかが人気の「ゼー六 本町店」。
持ち帰りできるアイスもなかの価格は1個110円。
夏場はアイスもなかを求める行列ができるほど人気の高い店です。
ゼー六屋号の由来
幕末の大阪は自由闊達な気風に満ちていたといわれ、次のような言葉が残っています。
「商人には無用の贅物六つあり。いわく禄、閥、引、学、太刀、身分。これなり」これは商人の町・浪速の自由な気風、そしてそこに息づいている実力主義を表した言葉で、 ”ゼー六”はこの「贅六」からとったもの。
まさに、上方商人の心意気を示したものといえるでしょう。
引用:ゼー六 道修町店HP
創業100年を超える「ゼー六」は、大正2年(1913年)に和菓子店として創業。
昭和20年代に喫茶部門をスタートし、今は本町店・道修町店・東大阪店を創業者の三兄弟が守っています。
ゼー六の喫茶店でいただけるアイスもなかとホットコーヒーのセットは390円
店舗奥の小さな喫茶店内でアイスもなかとコーヒーのセット(390円)をいただきました。
コーヒーは直火型のオーブンを使って手焙煎しています。ネルドリップで淹れたコーヒーとアイスもなかを交互に食べるのがおすすめの食べ方。
アイスもなかのさっぱりした甘みとコーヒーの苦味が口の中でさらりと溶け合い、続けて何個もおかわりしたくなりました。
現在の店舗は昭和初期に改装したものだと聞きました。のれんから椅子・テーブルまでアンティーク具合が大正時代のような雰囲気。
ひっきりなしに訪れるお客さんを横目に、ゆっくりとコーヒーを味わいました。
常連と思わしきおばあちゃんが世間話をしていたり、近隣のサラリーマン集団が食後のコーヒーを楽しんでいたり、オフィス街とは思えないほど穏やかな時間が流れていました。
ゼー六 本町店・店内メニュー
- コーヒー:280円(※夏季のみアイスコーヒー、クリームコーヒー有)
- 紅茶:280円
- アイスクリーム: 200円
- アイスモナカ(2つ):220円
- コーヒーor紅茶とアイスモナカ 390円
ゼー六のアイスモナカは公式サイトや催事でも購入可能
暖簾分けした「ゼー六 道修町店」には公式サイトがあり、オンラインショップからアイスモナカが注文できます。百貨店の催事にもよく出店しているので、公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
「ゼー六 本町店」にはバニラ味しかありませんが、道修町店では、バニラのほか、「抹茶」「ココア」「ストロベリー」「小豆」の5種類の味が楽しめます。東大阪店にはコーヒー味があるそうですが、どうせなら訪れて食べてみたいところです。
ココア味は、ココアというよりチョコレートアイスに近い味でした。甘すぎず米粉100%の皮とよく合っていました。
催事ではドライアイスを用意してくれるのでお持ち帰りも可能です。
ゼー六 本町店・店舗情報
【最寄駅】大阪メトロ堺筋線「堺筋本町駅」1番出口より徒歩1分
【住所】大阪市中央区本町1丁目3-22
【営業時間】平日:9時~18時 第1・第3土曜:9時〜15時
【定休日】日・祝、第2・4・5土曜
※「大阪メトロ純喫茶めぐり」にラインナップされているのは本町店。近くにある道修町店と間違わないようにご注意ください
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
物販での売上は純喫茶保存協会の活動資金とブログの運営資金に使用します。
サイト存続のため、ご協力をお願いいたします。