2019年の夏休み、2度目の18きっぷ旅は1泊2日で京都府北東部と福井県小浜市を目指しました。
神社巡りがメインだったので、喫茶店には3軒しか入らず(十分ですね)。
その中でも特に印象的だった京都府舞鶴市の喫茶モナミをご案内します。
西と東、ふたつの中心地がある舞鶴市
喫茶店案内の前に、舞鶴市を簡単に説明しますね。
舞鶴市の中心地は旧舞鶴市だった西地区(西舞鶴駅)と、東舞鶴市だった東地区(東舞鶴駅)のふたつに分かれています。
駅は隣同士なんですが7キロ離れている上に、両駅の間にトンネルが必要なほどの山があるため交通の便は良くありません。
旧舞鶴市はもともと西地区の田辺藩の城下町として発展していたんですが、1901年に東地区に海軍鎮守府が置かれるようになってから、東地区も新しい軍港都市として発展し東舞鶴市という市が設置されました。
太平洋戦争拡大の影響で軍需施設が西地区に広がるにつれて、海軍は東舞鶴市と旧舞鶴市(西地区)との合併を強引に押し進め、1943年に舞鶴市が誕生。
西は古い城下町、東は新しい軍港都市なので、同じ舞鶴市でも西と東の風習は違います。
西舞鶴駅徒歩5分。サンモールマナイ商店街の老舗喫茶モナミ
西舞鶴駅前の東西に延びるサンモールマナイというアーケード商店街の入り口すぐに、ご案内する喫茶モナミ(MON AMI)があります。
「あなたの喫茶店モナミ」という看板が歓迎してもらっているようで嬉しい。
舞鶴の気になる喫茶店、喫茶若・純喫茶プラム・喫茶モナミ。モナミは営業中でしたが、時間がなくて泣く泣くスルー。趣のある商店街には喫茶店がちらほらありました。 pic.twitter.com/ZBbvUvqABU
— コトリス|喫茶のすたるじあ (@Kotori_fresh) July 27, 2015
2015年に舞鶴に来た際に通りかかったものの、時間がなくて入れませんでした。プラムはすでに閉業。
ようやくリベンジできるので息を整えて扉を開けると「未知との遭遇」のUFOのような照明がお出迎え。
上野のギャランとは違った形のUFOです。
正午前だったのでお客さんが多いんじゃないかと思ったんですが、先客はおらず。
誰もいない隙に店内の写真を撮らせてもらいました。
木の空間に、白い壁面と坪庭が良いアクセントに。微妙にアールのついた天井と等間隔に並んだ照明が目を引きます。
モナミは昭和29年(1954年)創業の古い喫茶店にもかかわらずHPがあります(現在は閉鎖)
HPの写真で見るより数倍素敵でした。
ママさんは古いだけですよと謙遜されていましたが、わざわざ訪れる価値のある喫茶店だと思います。
喫茶モナミのおすすめメニューはホットケーキ
メニューにホットケーキ(500円)があったのでチンするタイプかなと期待せずに頼んでみたら、シャカシャカとホットケーキをかき混ぜる音が聞こえてきます。
運ばれてきたホットケーキは生地のふんわりさが絶妙。バターとシロップをたっぷりつけて、味わいます。
次に来たときもホットケーキを頼もうと誓って店を出ました。
ちなみに東舞鶴にも創業年数が古い喫茶店がありますが、西舞鶴とは行き来しにくいのでご注意ください。
喫茶モナミ・店舗情報
【最寄駅】JR西舞鶴駅より徒歩5分
【住所】京都府舞鶴市字引土291-2
【営業時間】11時〜20時
【定休日】不定休
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