こんにちは、コトリス(@Kotori_fresh)です。
18きっぷの旅で足を延ばすことの多かった福井県。
敦賀駅と福井駅しか散策したことがなかったので、その間で途中下車しようとメガネの聖地・鯖江駅で降りたのは2015年10月のことでした。
私はスマホを持ちはじめたのが2016年と遅く、旅の情報は事前に調べるか現地の観光案内所で聞くというRPG方式を採っていました。
この日も駅前の観光案内所で「モーニングを食べられる古い喫茶店はありますか」と聞いて教えてもらったのが、徒歩5分ほどの「マロン三世」という店。
「マロン三世……面白い名前……」と思いながら店を目指すと、ロードサイドにでかでかと見たことのあるロゴが現れました。
モーニングとともに自家焙煎コーヒーが人気。鯖江市のレトロな喫茶店「マロン三世」
既視感のあるロゴ。モンキー・パンチ先生が経営しているのかな。
扉を開けてみると壁一面に広がった庭園の風景写真が目に入り、「おもしろ系喫茶じゃなくて、極上の借景喫茶だ!」と興奮。
長居したくなる居心地の良い空間です。
マロン三世のモーニングメニューは全5種類!全てお値打ち価格
ゆったりとしたソファを一人で独占し、自家焙煎コーヒーとともにモーニングをいただきました。
私が選んだロールパン付きのモーニングは450円。
トースト付きのスペシャルモーニングでも500円とお値打ち価格です。
他にサンドイッチ、ワッフル、カレーのモーニングセットと全5種類から選べます。
マロン三世が示す喫茶道とはおもてなしの心
メニューには「喫茶道」という言葉が書かれていました。
ママに意味を尋ねると「喫茶の心を大切にメニューを提供しています。いわば、おもてなしの心です」と返ってきて、納得。
マロン三世は1972年創業。
歌声サロンも行っている地元民の社交場ですが、看板に引き寄せられた県外のお客さんも多いのだとか。
家のリビングのようにくつろいでほしいと仰っていたのが印象に残っています。
途中下車したおかげで思いがけず素敵な喫茶店にたどり着けました。
次に来た際は看板の下や店内のPOPでアピールしていたダッチコーヒーを飲もうと決意して店を後にしました。
スマホを手にしたおかげで道に迷うことはなくなりましたが、偶然の出会いが少なくなってきたことが残念です。
マロン三世・店舗情報(閉店)
【最寄駅】JR鯖江駅より徒歩5分
【住所】鯖江市柳町4丁目6-27
【営業時間】8時~19時(モーニングは11時まで)
【定休日】日
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