西脇市に向かう前に寄り道して、神戸市長田区の喫茶店2店をハシゴしました。
1店目は喫茶店ブロガー仲間のしか丸さん(てくてくと、本気で昭和な喫茶店)特製のショップカードが貰える六間道商店街の喫茶コトブキ。
2店目に寄ったのが、神戸新聞の「喫茶店ものがたり」に掲載されていた喫茶ムーランです。
創業60年。二代目マスターご夫妻が店を守る喫茶ムーラン
神戸市長田区の喫茶店といえば、以前「喫茶とインテリアWEST」にも載っている「ぱるふあん」を取り上げました。
『喫茶店を下町コミュニティとして利用している住民が多い神戸市長田区の喫茶店』と記事には書きましたが、その言葉にぴったりなのがムーランです。
ムーランはJR神戸線と地下鉄海岸線の駅からやや離れた場所にあるんですが、周辺には昭和から営業する大衆喫茶が多く残っています。
私は小食なので続けては入れず、チェックしするだけに留まりました。
迎えてくださったのは、吉本新喜劇の桑原和男師匠(関西人以外にはピンとこないかも……)とニットの貴公子 広瀬光治先生を足して二で割ったような優しい雰囲気のマスター。
のちほど奥様も登場して、お話を聞かせてくださいました。
京都の呉服屋さんが似合いそうなマスターだと思ったら、息子さんは京都で陶芸家をやっているそう。合点がいきます。
写真映えするムーランの店内
神戸の下町グルメや酒場に関する著書の多い芝田真督さんが「喫茶店ものがたり」に推薦したことで存在が知られ、SNSで情報が拡散されるようになってからは遠方から多くの喫茶店好きが訪れるようになったそう。
地元の人を相手に営業している喫茶店はブログに取り上げないことが多いのですが、ムーランのご夫妻はネットに理解があり大歓迎だと仰っていたので書くことにしました。
私がお邪魔した時に、常連さんと思われる先客が二人いました。
ミルクセーキを注文すると「マスター、ミルクセーキなんて久々に作るんちゃう?」と常連さん。
喫茶店めぐりが好きでわざわざここを訪れたことを話すと、「昔はもっと喫茶店が多かったんやで」と昔話を聞かせてくれました。
常連さんも交えて話が弾むのが、下町喫茶あるあるだと思います。
喫茶ムーランのメニュー
喫茶ムーラン・店舗情報
【最寄駅】神戸市営地下鉄海岸線苅藻駅より徒歩約10分
【住所】兵庫県神戸市長田区東尻池町3丁目7-4
【営業時間】7時~17時半
【定休日】土
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