一足早く夏休みをもらい、18きっぷで和歌山と三重を巡りました。
旅の目的は紀勢本線で三重県方面に向かうことと、前回田辺市に来た際に入りきれなかった喫茶店へ訪問すること。
起点になったのは、4年ぶりに訪れた紀伊田辺駅です。
今回は田辺市の、平日の夜にだけ営業している喫茶店をご案内します。
平日4時間のみ営業!和歌山県田辺市の喫茶ビートル
夜しか開いていない喫茶店があるのは、紀伊田辺駅から3キロ(徒歩約45分)離れた田辺スポーツパーク陸上競技場の近く。
紀伊田辺駅のひとつ前の芳養(はや)駅から向かった方が近いです。
街灯の少ない道をひたすら歩き、なだらかな丘を登ってようやく到着した喫茶ビートル。
明かりが灯っているのを見てホッとしました。
店内はこんな感じ。ラックには大量のレコードとCD。
喫茶ビートルを切り盛りするのはマスターお一人。創業は2013年です。
もともとはお母様がやっていた喫茶店を趣味の部屋として受け継いだというだけあって、音楽好きの友人の部屋に遊びに来た感がする内装です。
私も音楽に目がないと話すと、オープンリールデッキでビートルズを聴かせてくださいました。
一見クールなマスターが、私が音楽好き仲間と知るとどんどん饒舌になっていくのが微笑ましかった。
額に入れてディスプレイされた数々のマッチ箱。
田辺周辺の喫茶店を巡って集めたものだそう。
平日夜だけの営業なのは、マスターの本業がグラフィックデザイナーだから。忙しい時期は休業することもあるそうなので、営業していて本当に良かった。
研究を重ねて完成させた美しすぎるホットケーキはなんと500円
遠方から喫茶ビートルを訪れるお客さんの大半は、完成するのに1枚30分かかる芸術的な焼き色のホットケーキが目当て。
目の前に置かれた瞬間、均一な焼き目に驚嘆!
こんなにツヤツヤでピカピカのホットケーキ、はじめて見ました。
変な例えですが、究極の泥団子のような美しさ。
横から見たときのぽってり感もたまりません。
中はふかふか。
ふっくらした口当たりの生地を時間をかけて味わいます。
ユニークなホットケーキの解説。
みっくちゅじゅーちゅ(ミックスジュース)を頼んだら「多く作っちゃったから」とテキーラグラスで入れてサービスしてくださいました。ホットケーキにミックスジュース、大好きな食べ物と飲み物をダブルで味わえてこの上ない幸せ……。
喫茶ビートルのホットケーキの作り方
なんとマスターがホットケーキの焼き方をYoutubeに投稿しています。
喫茶ビートルのマッチ
「遠方から来てくれたお礼」とマスター手作りの特製マッチをもらい、旅の思い出と宝物がまたひとつ増えたのでした。
駅から遠い上に平日の夜のみとハードルは高いのですが、ぜひ訪れてほしい喫茶店です。
喫茶ビートルのメニュー
ビートルブレンド 400円
マンデリン 500円
キリマンジャロ 500円
アイスコーヒー 400円
カフェオレ 500円
ミルク 300円
ココア 500円
紅茶(オレンジペコ・アールグレイ)350円
アイスティー 300円
ティーソーダ 400円
ロイヤルミルクティー 500円
クリームソーダ 500円
コカコーラ 350円
辛くないジンジャーエール 350円
みっくちゅじゅ〜ちゅ 500円
高知のゆず茶 350円
アイスグリーンティー 350円
オレンジジュース 350円
有料道路のホットドッグ(ウインナーまたはチーズ)300円
ホットケーキ 500円
日清焼きそば 250円
喫茶ビートル・店舗情報
【最寄駅】JR紀伊田辺駅より徒歩約40分、芳養駅より徒歩約20分
【住所】和歌山県田辺市明洋1丁目3-3-11
【営業時間】19時〜23時
【定休日】土日祝
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