こんにちは、純喫茶保存協会のコトリス(@Kotori_fresh)です。
当記事では避暑地で過ごす気分を味わえる喫茶店をご紹介しています。
伊丹の喫茶店といえば、ロードサイドの避暑地・珈琲館 円
初訪問:2015年4月
阪急伊丹線の稲野駅から徒歩5分。
山本伊丹線のロードサイドに佇むのが、一軒家喫茶「珈琲館 円」です。
木の扉を開けると、道路沿いの喧騒とは真逆の閑静な空間が現れました。避暑地のリゾートホテルに併設されているカフェのようです。
窓の上部などあちこちに飾られたステンドグラス、同じ配色のステンドグラス・ランプ、床の柄……店内を観察しながら、籐製の椅子に身を委ねてミックスジュースを味わっているとなんとも贅沢な気持ちに包まれます。
一面ガラス張りの窓からは樹々やママの育てている花々が見えるので、本当に避暑地に来ているような錯覚を覚えました。
メジロなど鳥たちも集まってくる、まさに都会の避暑地です。
モダンな珈琲館 円を営むのは気さくなママさん。
創業40年ほどです。
喫茶店の小部屋に飾られた池田修三の木版画
驚いたのは今は使われていないという小部屋に、池田修三の木版画が何点も飾られていたことです。
秋田県出身の池田修三の木版画は近年再注目されており、私も本やポストカードを持っていますが、展覧会以外で実際に目にするのははじめて。
興奮気味にママに聞くと、もともと池田修三の木版画が好きで店をオープンする40年前に百貨店で作品を買い求めたと仰っていました。
秋田ではプレゼントとして当たり前のように池田修三の作品を贈り合う文化があると本で読んだことがあるんですが、秋田から遠く離れた兵庫県伊丹市で池田修三の木版画と出会うとは……。
珈琲館円に訪れたのがもう少し前ならば池田修三の木版画とは気がつかなかったので、修三さんがここへ導いてくれた気がしました。
珈琲館円開店記念の粗品とマッチをもらう
記念としてマッチをもらうことはありますが、珈琲館 円では創業時に作ったという開店記念の小銭入れを併せていただきました。中にはご縁がありますようにと五円玉が!
小銭入れを見るたびに胸の中にあたたかいものがこみ上げてきます。
珈琲館 円・店舗情報
【最寄駅】阪急稲野駅より徒歩5分
【住所】兵庫県伊丹市御願塚8丁目2-4
【営業時間】8時〜17時
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