仕事の繁忙期が4月半ばまでなので、落ち着いたら #MUCさんぽ や #大阪24区の喫茶店 めぐりを再開するつもりだったのに、大阪に緊急事態宣言が発令されて出歩けなくなってしまいました。
しばらくの期間は、保留にしていた喫茶店や過去に出かけた喫茶店をブログのネタにする予定です。自暴自棄になりがちなので、楽しく過ごしていた時間とお世話になった人のことは記錄しておきたい。
お出かけ最後の場所になったのは、「珈琲専門店MUCの内装」のモデルになった堺市の喫茶スコーレ。
インスタのフォロワーさんに教えていただきました。大感謝。
喫茶スコーレは阪堺電車寺地町駅が最寄り。モーニングは400円
喫茶スコーレは阪堺電車(チン電)阪堺線寺地町駅が最寄り。
くるみ餅が名物の老舗和菓子店「かん袋」の裏の通りにあります。
遠目からでも目立つ、オレンジのひさしが目印。
この装飾テント、つっぱりコントで使うリーゼントに見えます……。
外壁は鱗風。
正面から見ると珍獣っぽいです。
店内は手前と奥で雰囲気が異なります。
話を聞くためにカウンターに着席しましたが、お客様の多くが明るい入口側に座っていました。
入口側と真ん中の席の壁に設置されているステンドグラス、どこかで見たことがあると思ったら北加賀屋の「蘭」と同じデザインでした。
ひょっとして蘭も設計士が同じなんでしょうか……。
モーニングは11時までです。
珈琲専門店MUCの内装のモデルになった喫茶スコーレのカウンター
喫茶スコーレは創業45年ほど。
堺市に本社があるMUC(上島珈琲貿易)の豆を使っているため、もともとMUCと繋がりがありました。
MUCの初代社長が来店した際にこのカウンターの仕様を気に入って、珈琲専門店MUCの内装を同じ設計士に任せることにしたんだとか。
珈琲専門店MUCのゴージャスな内装の原点となった喫茶店がスコーレなのです。
カウンターチェアはMUCと似ていますが、大きく違うのは固定されていないことと背もたれが直角でないこと。
珈琲専門店MUCのチェアは固定されており、背もたれが直角なのです。
お話を伺ったスコーレのマスターも「珈琲専門店MUCは回転率を上げるために椅子を直角にしているけど、うちは長居してもらっても構わないから座りやすくしている」と仰っていました。
スコーレと珈琲専門店MUCの設計士である古本和宏さんは珈琲専門店MUCの内装についてこんなことを言っています。
照明器具はヨーロッパの良い器具を使っている。
インテリアを引き立ててくれるし、調光することでムードを変えて楽しめるようにもできるので、特に夜はムードに幅ができる。
カウンター椅子は客の回転率と動線を考慮して開発・デザインした。
引用:別冊商店建築 秀作喫茶店第1集より
新型コロナの影響で、スコーレの客足も鈍っているそう。
一日も早くこの事態が収束し、平穏な生活を取り戻せますように。
再び喫茶スコーレに行けることを願っています。
喫茶スコーレ・店舗情報
【最寄駅】阪堺電車阪堺線・寺地町駅より徒歩3分
【住所】大阪府堺市堺区新在家町東2丁1-29
【営業時間】9時〜18時(コロナの影響でしばらくは16時まで)
【定休日】日・祝
【駐車場】あり