宇都宮ではじめて入った喫茶店は純喫茶サンバレー。
ママの細島エツ子さんが山之内遼さんに好印象を抱いていたという話を聞き、店があるうちに行かねばと急いだ。
純喫茶サンバレーがあるのはひっそりした横丁の一角。
風俗店の多いエリアで、店を出たあとは足早に立ち去った。
宇都宮駅徒歩3分。路地裏の純喫茶サンバレー
![純喫茶サンバレー・外観](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/0ff7cabe67a05a73e307ada1894760e0-321x428.jpg)
![純喫茶サンバレー・店内全景](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/5b3c4c7d8e668d88b2f49a9344293539-571x428.jpg)
![純喫茶サンバレー・店内から見た扉](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/51e6968567fd2a92b50850d9315ff6f3-1-585x428.jpg)
純喫茶サンバレーは細島エツ子さんが1968年に開業した喫茶店だ。
“サンバレー”はアメリカ・アイダホ州にあるスキーリゾート地。お客さんにスキーの愛好者が多かったためサンバレーと名付けたという。
![純喫茶サンバレー・瓶コーラ](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/832aaaff3bacb81cfe56bde4531fdd23-571x428.jpg)
![純喫茶サンバレー・壁のクッション](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/50c7362bcdc91ab84752dc8ea914775f-571x428.jpg)
朝イチで店に来たものの、メニューは飲み物しかないそうだ。
絵になる瓶コーラを飲みつつ、ママにサンバレーに来た経緯を話す。
山之内さんは何度もサンバレーを訪れたらしい。本で紹介されたおかげで、累計500人以上のお客さんが来たと嬉しそうに教えてくれた。
「本を出してくれなかったら、この店のことをみんな知らなかったのよね。遼くんには本当にお世話になりました」と言っていた。
![純喫茶サンバレー・店内](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/3156a2e72d8f98dbf721e270242887f0-571x428.jpg)
「店の写真が素敵に撮れるアングルを教えてあげる」とアドバイスをもらう。「丸い天井が入るアングルをお客さんに勧めてあげて」と山之内さんに言われ、写真を撮る人には必ず伝えているそうだ。
![純喫茶サンバレー・店内全景2](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2024/01/4e6a728024bd1706c5274cf6f916166b-571x428.jpg)
「遼くんには感謝しないと」とママが独り言のようにつぶやいていた姿が忘れられない。
山之内さんのカメラでツーショット写真を撮ってもらったけど、もらうことはできなかったそう。形見のUSBの中に写真が残っているはずだ。見つけられたらいいな。
純喫茶サンバレー・店舗情報
【最寄駅】東武宇都宮駅より徒歩約3分
【住所】栃木県宇都宮市池上町4-21
【営業時間】9時〜18時
【定休日】不定休
はじめてのZINE(同人誌)「喫茶店の人」の通販をSTORESで開始しました。
物販での売上は純喫茶保存協会の活動資金とブログの運営資金に使用します。
サイト存続のため、ご協力をお願いいたします。