長年憧れていた「神戸迎賓館 旧西尾邸」のフレンチレストラン「ルアン」で記念日ランチをしてきました。
当記事ではルアンの館内とランチメニューを写真たっぷりでご紹介しています。
大正8年竣工。須磨区「神戸迎賓館 旧西尾邸」の歴史
神戸迎賓館があるのは神戸の西部に位置する須磨区。
須磨にはかつて日本初の結核療養施設「須磨浦療病院」(現須磨浦病院)、ヴォーリズ建築の旧室谷邸、旧神戸ダンロップゴムイギリス人クラブなどの洋風建築がありましたが、阪神淡路大震災による被害や、老朽化で解体を余儀なくされ、現在残っているのはわずか数軒のみです。
1919年(大正8年)に建てられた旧西尾邸は、昭和16年頃まで迎賓館として使われていました。
西尾邸の施主は当時貿易商だった西尾類蔵氏。
歴史についてはこちらから
設計は設楽貞雄氏。
パリのエッフェル塔を模した初代通天閣の設計が有名ですが、イケフェス参加者には長瀬産業株式会社大阪本社ビルの設計者と言った方がわかりやすいかもしれません。
大正時代の面影を色濃く残す貴重な建物として1999年に神戸市指定有形文化財となり、2007年からはフレンチレストランや結婚式場として利用されています。
ルアン(神戸迎賓館 旧西尾邸)の館内を見学
このブログでは朝ドラ「まんぷく」の放映時に、まんぷくのロケ地を紹介する記事を書いていました。
神戸迎賓館 旧西尾邸は「まんぷく」第4話のロケ地。
咲(内田有紀)と、真一(大谷亮平)の結婚式のシーンが撮影されています。
それゆえに建物見学に来てみたかったんですが、フレンチレストランは記念日でないと利用しにくい価格帯……。
今回は私の誕生日だったので、思い切ってランチを予約してみました。
神戸迎賓館 旧西尾邸:1階
ルアンの客席数は40席。人数を制限しているのかお客さんの数は少なめでした。
ランチ利用とはいえ高級フレンチレストランですから、気になるのはドレスコード。
公式サイトには「ドレスコード:カジュアル(Tシャツ、ジーンズなどの軽装はご遠慮ください)と書かれてたのでビビっていたんですが、Tシャツで来ているお客さんがいたので拍子抜けしました。
邸宅レストラン ルアン
誕生日ということで写真を撮ってくださったり、スタッフさんの細やかな気遣いが嬉しかったです。
ルアン VIPルーム
料理を味わったあとで、スタッフの方が他の部屋を案内してくださいました。
14時からのランチ予約しか取れなかったんですが、他のお客さんが帰ったあとだったため写真を撮りやすかったです。
階段
この日はあいにくの空模様でしたが、一番のお目当てだったステンドグラスを撮りやすかったので結果的に良かったかも。
神戸迎賓館 旧西尾邸:2階 鳳凰の間
最後は披露宴会場として使われている「鳳凰の間」へ。
ハイソな雰囲気に気後れしてしまい満足いく写真を撮れなかったのが残念。改めて足を運びたいです。
ルアンは一休レストランで予約可能です
LE UN(ルアン) 神戸迎賓館・店舗情報
【アクセス】山陽電鉄「須磨寺駅」 徒歩約6分、JR「須磨駅」 徒歩約15分
【住所】兵庫県神戸市須磨区離宮西町2-4-1
【営業時間】昼:11時半~15時半 夜:17時半~22時
【公式HP】https://www.vizcaya.jp/restaurant/