日本三古湯の一つ、和歌山県白浜温泉にある高級リゾートホテル「ホテル川久」。
2020年夏、ホテル川久内に美術収集家でもあるオーナーのコレクションを展示した私設美術館「川久ミュージアム」がオープンしました。
今回は非日常体験ができる「川久ミュージアム」を館内写真満載でご案内します。
ホテルの宿泊客でなくても見学できる。絢爛豪華なバブル遺産「川久ミュージアム」
創業年:1991年
規模:延床面積2万6千㎡
設 計:永田・北野建築研究所(永田祐三)
昭和の終わりから平成のはじめ頃。
俗に言うバブル景気に沸いた時代に、世界各地から一流の芸術家や職人を参集し、総工費400億・延床面積2万6千㎡という大規模なリゾートホテルが建設されました。
紫禁城の瑠璃瓦、広大なロビーを埋めるローマン・モザイクタイル、ギネス記録に認定された金箔天井……。
ホテルでありながら、姿も中身もお城さながら。バブル期の洋風建築遺産の最高峰がホテル川久です。
外とは全く違う時間が流れている館内。
ミュージアムの入口はホテルと同じ。スタッフの方に美術館を見学したい旨を伝え、館内案内図とチケットを受け取りました。
今回はミュージアムの見学のみなので入場料を払いましたが、ご宿泊の方は無料で見学できます。
ギネス世界一に認定された金箔ドーム天井は、ヴェルサイユ宮殿の修復を手掛けたフランスの金箔職人「ロベール・ゴアール氏」の作品。
5cmの正方形サイズの金箔が1枚ずつ手作業で貼り付けられています。
館内にあるミュージアムショップで柱と同じ柄のマスキングテープをお土産に買いました。
オーナーの絵画コレクションが堪能できる2階
1階は以前来た際に見学したことがありましたが、2階からは初体験。
川久ミュージアムは館内撮影可能なんですが、絵画が並んだ2階ももちろん撮影可能。
ダリ、シャガール、横山大観など名だたる名画家の作品が無造作に置かれています。
無造作というと言葉は悪いですが、美術に疎い私でも知っているような画家の作品を、こんなに惜しげもなく見せてくれるの?!という意味で使っています。
ロビーラウンジ「Musee」
1階奥にあるカフェは宿泊客でなくても利用可能です。
カフェ営業時間:9:00~17:00(LO-16:30)
各種ドリンクのほか、AM11:30~PM1:30はランチ、PM1:00~PM3:30はアフタヌーンティーが楽しめます。
- ロブスターのペスカトーレセット 2,500円
- ピザランチセット 1,500円
- ケーキセット 1,200円
- アフタヌーンティーセット 2,980円など
所要時間と楽しみ方
美術館でありながら、館内写真可能なのが嬉しいポイント。
ミュージアム見学のみの所要時間は1時間あれば十分だと思いますが、写真撮影やカフェも楽しみたい方は2時間程度の想定をしておきましょう。
美術館としてオープンしたことで、より多くの方に知ってもらえる機会ができたことが嬉しいです。
川久ミュージアム・施設情報
【営業期間】10:30~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
【アクセス】JR白浜駅より車で約10分、白浜空港より車で約10分。
【住所】和歌山県西牟婁郡白浜町3745
【開館時間】10:30~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
【入場料】一般1000円、高校生・大学生800円、中学生以下無料(学生証の提示要)
【公式HP】https://www.museum-kawakyu.jp/