こんにちは、喫茶店を愛するコトリス(@Kotori_fresh)と申します。
今まで関西を中心に1000軒近くの喫茶店に訪れてきました。
もう一度行きたい喫茶店はいくらでもあるんですが、初夏から夏にかけて訪れたいのは岡山県倉敷市の「西洋乞食」。
今回はインパクトのある店名の「西洋乞食」を写真満載でご紹介します。
岡山県倉敷市水島地区にある純喫茶・西洋乞食
初訪問は2015年4月。
倉敷といっても観光地の美観地区ではなく工業地帯の水島地区にあるので、「水島臨海鉄道」という第三セクターに乗る必要があります。
行くのにやや難儀しますが訪れる人が絶えないのは、美しいクリームソーダがあるから。
※吉祥寺にも同名の「西洋乞食」という店があったそうですが、住所は岡山県倉敷市なので気をつけて。
![西洋乞食・外観](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/53ef2fde4908202eb4cf4afa10790c59-321x428.jpg)
JR倉敷駅から水島臨海鉄道に乗り換え、「栄駅」で降りて徒歩3分。
ツタがからまるレンガの建物の二階に「西洋乞食」があります。
看板には「ピッザとグラタンとコーヒーの店」と書かれています。この文字がなければ入りにくい……。
飲食物を提供している店は「純喫茶」と呼ばない説がありますが、“純”な香りが外観からぷんぷんと漂っています。
![西洋乞食・入口周辺](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/5b61607f55989f4ddf5098bbdbcba102-571x428.jpg)
![西洋乞食・時計とポスター](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/8d703d345d76ed4688179ad24124714c-362x428.jpg)
![西洋乞食・コック人形](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/be473c368b1f7b87f85da1f3d6ea480c-321x428.jpg)
カランコロンと扉を開けると営業しているのか不安になるほど薄暗いのですが、ママが「いらっしゃい」と迎えてくれ、一安心。
岡山県倉敷市水島・西洋乞食の歴史と内装
![西洋乞食・窓辺の席](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/9f26662ac457e02aa0a3b1cd3196f5a7-321x428.jpg)
![西洋乞食・店内縦](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/1ca3a2d40a05202824d95a272044c8cf-321x428.jpg)
![西洋乞食・照明](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/085b3f22874a8f9dce2691941fe4675e-321x428.jpg)
![西洋乞食・客席のランプ](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/835d0dd188d5859a48ce307285056958-321x428.jpg)
![西洋乞食・薄暗い店内](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/7506052111dd8a6112f643a7ddd7cd5c-571x428.jpg)
![西洋乞食・店内](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2018/04/2d8ec3deb5aabc309a3b091ba209aa93-1-571x428.jpg)
セピア色に染まった西洋乞食は1975年創業。
無数に配置された掛け時計やランプが不思議な雰囲気を醸し出しています。
異次元への扉を開けてしまったみたい。
純喫茶と呼ぶのに明確な定義がないため、独断で西洋乞食を“純喫茶”に認定します!
西洋乞食でしか食べられない!白いバラが乗ったコーヒーフロート
西洋乞食でぜひ注文してほしいのが、バニラアイスで作った白いバラが乗ったフロート。
クリームソーダ、コーヒーフロート、ココアフロートの三種類あります。
甘味と苦味を同時に味わいたいので、この日はコーヒーフロートをオーダーしました。
![倉敷市・西洋乞食のバラのコーヒーフロート](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123306.jpg)
ドキドキしながら待つと白いバラが乗ったコーヒーフロートが登場!
1杯550円と思えないほど手が込んでいます。
![倉敷・西洋乞食のコーヒーフロートとランプ](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123406.jpg)
食べるのが勿体なさすぎるので溶けるまでいろんな角度から見つめ、思い切ってひとすくい口に運ぶと、体中をときめきが走りました。
西洋乞食の名物!クリームソーダは1日限定10食
![倉敷市の西洋乞食・バラのクリームソーダ全体図](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123422.jpg)
2018年8月再訪。
SNSに誰かが投稿するたびに大きな反響を集めているのが、西洋乞食の名物メニューのクリームソーダ。
湖面に咲く美しいバラが多くの人の心をトリコに……。
私ももちろんその一人。
前回はコーヒーフロートを飲んだので、今回はクリームソーダを注文。
![倉敷市の西洋乞食・バラのクリームソーダにスプーンを入れたところ](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123558.jpg)
![倉敷市の西洋乞食・バラのクリームソーダの青いソーダ部分](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123613.jpg)
![十二湖の青池](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123628.jpg)
粘り気のあるバニラアイスの花びらを少しずつ崩していくと、十二湖の青池のような水面が顔を覗かせました。
![倉敷市の西洋乞食・バラのクリームソーダを食べ進める](https://www.kissa-nostalgia.net/wp-content/uploads/2019/04/20190416123647.jpg)
時間が経つとバニラが青いソーダ水に溶けていき、さっぱりしたソーダと甘みのあるバニラが合わさった味を堪能できます。この溶けた部分が美味しいですよね。
作るのにさぞかし手間がかかるだろうに、お値段は驚きの550円。
限定10食なのも頷けます。
モーニングの時間帯に行ったので作ってもらえるのか心配だったんですが、朝でも注文可能でした。
西洋乞食・メニュー
モーニングセットは11時まで、2種類(450円)
- スクランブルエッグ、トースト、サラダ、コーヒー(紅茶)
- ホットドッグ、サラダ、コーヒー(紅茶)
日替わりランチは12時から14時まで。
ランチ単品は600円。コーヒー(紅茶)付きは650円です。
そのほかピザ、グラタン、スパゲッティ、カレーは全てサラダ付き。
サンドイッチ類や、手作りケーキセットもあるので小腹が空いている時も最適ですね。
西洋乞食・まとめ
倉敷市駅から水島臨海鉄道に乗り、西洋乞食の最寄りである栄駅まで往復640円かかりますが、訪れる価値はあると喫茶店マニアである私が太鼓判を押しておきます。
クリームソーダ、コーヒーフロート、ココアフロートはあわせて限定10食です。
白いバラのために赴く価値がある店なので、倉敷に旅行される際はぜひ寄り道を。
休みは日・祝ですが、以前平日に再訪した際に閉まっていたことがあったので、遠方から行く際はあらかじめ確認したほうがいいかもしれません。
西洋乞食・店舗情報
【最寄駅】水島臨海鉄道・栄駅より3分
【住所】岡山県倉敷市水島西栄町12-27
【営業時間】7時半~16時(HPに書かれた時間から変更されています)
【定休日】日・祝
【公式サイト】http://www.geocities.jp/cafe_seiyoukojiki/index.html
【児島・サンレモン】岡山No. 1の青春喫茶店でクリームソーダを
【倉敷市下津井・名曲喫茶 時の回廊】バスに乗って辺境の異世界へ
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