こんにちは、喫茶店愛好家のコトリス(@Kotori_fresh)です。
東住吉散歩の続きをするために天王寺駅から一駅、JR関西本線の奈良寄りにある東部市場前駅で下車しました。
京橋から一駅の鴫野駅もそうでしたが、ターミナル駅の一駅隣の駅には魅力的な個人経営の喫茶店がまだまだ残っています。
東部市場前駅の住宅街にある喫茶&グリル 幸の屋
東部市場前駅(東住吉区)から徒歩5分。住宅街に突如として現れるのが、素通りできない個性的な外観の「喫茶&グリル 幸の屋」です。
よく見ると壁一面をみつばちの巣のような模様が覆い尽くしています。
上部の装飾テントは台風の影響で、最近壊れてしまったのだとか。
店のドアを開けると青く染まった亀甲形の壁紙と足の下のステキな床、ウィリアム・モリス風の柄を使ったソファなど柄の洪水が現れ、目を見張りました。
ブルーのカーテン越しに柔らかな光が入る。照明の連なりが美しい。
ブルーのカーテンが中和してくれるのか、様々なデザインが散りばめられた濃密なインテリアなのに統一感があるのが不思議。
なんだか掘り出し物を見つけたときのような高揚感に包まれました。
迎えてくれたのは穏やかな物腰のママさん。
料理を担当するマスターと半世紀以上もの間、二人三脚で幸の屋を営んでいます。
メニューを見ると食事の種類が豊富。
喫茶店としてはもちろん、気楽にランチができる洋食屋さんとしてこの街に住む人に親しまれているそう。
ランチ時にはご近所さんで満席になるそうですが、モーニングの時間にお邪魔したので一人でゆっくり過ごせました。
喫茶&グリル 幸の屋での撮影秘話
ママさんに店内の写真を撮りたいとお願いしたら「誰もいないから自由にしてね」と好きなだけ撮らせてくださいました。
地元の常連客に支えられている店では、雰囲気を壊してしまわないように写真撮影には気を使います。
若いオーナーの店ならインスタなどで料理の写真や店内の写真を撮られることに慣れているでしょうが、店主が年配の方の場合、不躾にならないか、歴史のある内装が好きで写真を撮っていることをちゃんと伝えられるだろうかとすごく気を遣います……。
ママにこの店の素敵なポイントを伝えると、「以前幸の屋のことをブログに取り上げてくれた人が、ブログを印刷して持ってきてくれた」と印刷した紙を宝物のように見せてくれました。
私もこの記事を印刷して、後日幸の屋に持って行ったらとても喜んでいただけました。
喫茶&グリル 幸の屋の食事メニュー
チキンライス、焼き飯、オムライス、カレーライス、ポークカツ、ミンチカツなど単品500円から。
お昼のサービスランチ(3品、ライス、スープ付き)700円
スタミナ定食(ライス、スープ付き)1200円
エビフライ定食(ライス、スープ付き)1030円など多数
喫茶&グリル 幸の屋のモーニング
モーニングは11時まで。
ホットコーヒー、ハムサンド、ゆで卵つきで350円と格安です。
喫茶&グリル 幸の屋・店舗情報
【最寄駅】JR東部市場前駅より徒歩5分
【住所】大阪市東住吉区杭全5丁目5-24
【営業時間】9時~17時
【定休日】土日